林 恭助 氏作品 曜変天目茶碗
MIRACLE BEAUTY 茶碗の中の奇跡の小宇宙
林 恭助 氏 作品 曜変天目茶碗

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曜変天目茶碗(ようへん てんもく ちゃわん)とは、今から約800年前に中国南部の福建省・建窯(けんよう)で作られ、世界の陶芸史上最も美しく、そして最大の謎に包まれた幻の茶碗です。

「曜変」とは、元来「窯変」(ようへん=陶磁器を焼く際、窯の中で予期しない色に変わること)、や「容変」の言葉が当てられていましたが、その茶碗には黒釉(こくゆう=黒色のうわ薬)の下地に大小の青く光り輝く斑紋(=まだら模様)が散在することから、「星」や「輝く」という意味の「曜」の字が用いられるようになったと云われています。

一方「天目」とは、鎌倉時代に中国へ渡った禅宗の僧侶たちが陶器を天目山から持ち帰ったことがその語源とされており、現在では黒いうわ薬のかかった茶碗を一般的に天目と呼んでいます。

なお、当時の中国で生まれた曜変天目茶碗で現存するのは世界に3点しかなく、そのすべてが日本において国宝に指定されています。

その制作方法は全くの謎であり、偶然作り出されたものではないかとも噂されるほど再現することは不可能と云われた世界の至宝です。

「黄瀬戸」技法を得意とし数々の素晴らしい陶芸作品を制作してきた林恭助氏は、現代技術を駆使した独自の製法により2001年遂に曜変天目の再現に成功しました。 林氏の作品は、故宮博物院(中国・北京)にも収蔵されております。


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